不整形地の不整形度評価のためのシステム及び方法|詳細 - astamuse(アスタミューゼ)

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発明

不整形地の不整形度評価のためのシステム及び方法

出願人 / 発明者 株式会社ソリュート総合研究所 /
代理人 鯨田 雅信 ,
出願日 2005年10月05日  出願番号:知的創造活動に必要な発明・特許、製品、サービス、ソフトウェアに関するデータベース、astamuse(アスタミューゼ)。出願番号 2005-291840  出願日より 7年7ヶ月 経過 
公開日 2007年04月19日  公開番号:知的創造活動に必要な発明・特許、製品、サービス、ソフトウェアに関するデータベース、astamuse(アスタミューゼ)。公開番号 2007-102507  公開日より 6年1ヶ月 経過 
登録日 -  登録番号: -
国際特許分類 特定の業種,例.医療,公益事業,観光業または法律業,に特に適合したシステムまたは方法[8] (G06Q 50/00)    
FI 不動産管理(H12.6新設) (G06F17/60 122A)    
実績情報 -
ライセンス情報 -
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以下の情報は、出願公開日時点(2007年04月19日)のものです。


技術分野

0001

本発明は、形状が不整形であるために利用度が低い部分を含む不整形地の不整形度を評価するシステム及び方法に関する。


背景技術

0002

従来より、不整形地の行政機関による買収や民間人同士の売買に際しては、その価値の評価方法が問題とされ、幾つかの手法が開発されている。例えば、特許文献1は、不整形地の輪郭の内部に収まり、不整形地の輪郭に一部が内接し、且つ最大面積となるような矩形(内接矩形)を一つ又は複数個生成して、この一つ又は複数の内接矩形の面積と不整形地の面積とに基づいて、不整形地の不整形度を評価する手法を採用している。この内接矩形を使用する場合は、例えば、前記不整形地の輪郭の中で前記内接矩形と重ならない部分(前記内接矩形からはみ出す部分=蔭地の部分)の面積の、前記不整形地の面積に対する割合(蔭地割合)を算出し、この蔭地割合を不整形度として求めることができる。このようにして求められた蔭地割合(不整形度)は、例えば、ある不整形地が矩形と仮定したときの評価額の中の前記蔭地割合に相当する部分のみを所定の率で低減させることにより、前記不整形地全体の評価額を算出するなどの形で、不整形地の価値評価のために利用されている。

0003

前記の特許文献1が採用している不整形地の内接矩形を求める手法(以下「内接矩形蔭地法」という)に対して、不整形地の全体を包摂するように生成された矩形であって、不整形地の輪郭がそれに外接し、且つ最小面積となるような矩形(外接矩形)を一つ生成して、この外接矩形の面積と不整形地の面積とに基づいて、不整形地の不整形度を評価する手法(以下「外接矩形蔭地法」という)も利用されている。この手法による場合は、例えば、前記外接矩形の輪郭の中で前記不整形地と重ならない部分(前記不整形地からはみ出す部分=蔭地の部分)の、前記外接矩形の面積に対する割合(蔭地割合)を不整形度として求めることにより、この不整形度を不整形地の価格評価などに利用するようにしている。
特開平7−56889号公報


発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記の従来の内接矩形蔭地法や外接矩形蔭地法によるときは、蔭地割合(不整形度)が比較的大きくなってしまう結果、これを使用した不整形地の評価額が当事者の意向よりも低くなりがちで、行政機関による土地買収などの円滑な進行の妨げになってしまう、という問題があった。
また、前記の従来の内接矩形蔭地法や外接矩形蔭地法によるときは、内接矩形又は外接矩形の大きさや形状が対象となる不整形地と大きく異なってしまうため、このような内接矩形又は外接矩形を基準として不整形度の評価をすることに対して、一般人感覚から見て大きな違和感が生じてしまう、という問題があった。

0005

本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、不整形度の評価(蔭地割合など)が比較的小さくなるようにし、不整形地の評価額が当事者の意向よりも低くならないようにして土地買収などを円滑に進められるようにできる、不整形地の不整形度の評価システム及び方法を提供することを目的とする。
また、特に本発明は、この不整形度の評価(蔭地割合の算出根拠など)をユーザーなどが画面上で視覚的・直感的に容易に感得することができ、さらにユーザーを含む一般人感覚から見ても不整形度の評価に対して違和感が生じることが少なくなるような、不整形地の不整形度の評価システム及び方法を提供することを目的とする。

0006

また、本発明は、不整形地の買収などの際に、土地所有者側が不整形部分を隣地と等価交換することにより同じ面積の矩形の土地に変換することを支援することができる、不整形地の不整形度の評価システム及び方法を提供することを目的とする。


課題を解決するための手段

0007

以上のような課題を解決するための本発明による不整形地の不整形度の評価システムは、形状が不整形であるために利用度が低い部分を含む不整形地の不整形度を評価するためのコンピュータ・システムであって、対象とする不整形地のデータを入力するための不整形データ入力手段と、前記不整形地の面積を記録するための不整形地面積記録手段と、前記不整形地のxy平面上の座標を記録するための不整形地座標記録手段と、前記xy平面上で、前記不整形地と面積が等しい矩形であって前記不整形地との重なりが最大となる(蔭地が最小となる)ような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を生成するための等積矩形生成手段と、前記等積矩形生成手段により生成された等積矩形の前記xy平面上の座標を記録するための等積矩形座標記録手段と、前記xy平面上で、前記等積矩形と前記不整形地とを互いの重なり部分が最大となるように仮想的に重ねたときの状態を、前記等積矩形及び前記不整形地の各輪郭及び/又は各内部を互いに異なる色に着色して、ディスプレイに表示するための表示制御手段と、前記xy平面上で、前記等積矩形と前記不整形地とを互いの重なり部分が最大となるように仮想的に重ねたときの、両者を合わせた外側の輪郭の内部の面積から両者の重なり合う部分を除いた残りの部分である蔭地(陰地)部分の面積(等積矩形からの凹凸部の面積)を算出して記録するための蔭地面積算出記録手段と、前記蔭地面積算出記録手段により求められた蔭地部分の面積の、前記不整形地面積記録手段に記録された不整形地の面積すなわち前記等積矩形の面積に対する比率である蔭地割合を算出して記録するための蔭地割合算出記録手段と、を含むことを特徴とするものである。

0008

また、本発明による不整形地の不整形度評価方法は、形状が不整形であるために利用度が低い部分を含む不整形地の不整形度をコンピュータを使用して評価するための方法であって、不整形データ入力手段により、対象とする不整形地のデータを入力するための第1ステップと、不整形地面積記録手段により前記不整形地の面積を記録すると共に、不整形地座標記録手段により前記不整形地のxy平面上の座標を記録する第2ステップと、等積矩形生成手段により、前記xy平面上で、前記不整形地と面積が等しい等積矩形であって前記不整形地との重なりが最大となる(蔭地が最小となる)ような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を生成し、等積矩形座標記録手段により、前記生成された等積矩形の前記xy平面上の座標を記録する第3ステップと、蔭地面積算出記録手段により、前記xy平面上で、前記不整形地と前記等積矩形とを互いの重なり部分が最大となるように仮想的に重ねたときの、両者を合わせた外側の輪郭の中の両者の重なり合う部分を除いた残りの部分である蔭地(陰地)部分の面積(等積矩形からの凹凸部の面積)を求めて記録する第4ステップと、蔭地割合算出記録手段により、前記第4ステップで求めた蔭地部分の面積の、前記不整形地の面積すなわち前記等積矩形の面積に対する比率である蔭地割合を求めて記録する第5ステップと、表示制御手段により、前記第4及び第5ステップと同時に又はこれらと前後して、前記等積矩形と前記不整形地とを互いの重なり部分が最大となるように仮想的に重ねたときの状態を、前記等積矩形及び前記不整形地の各輪郭及び/又は各内部を互いに異なる色に着色して、ディスプレイに表示する第6ステップと、を含むことを特徴とするものである。

0009

また、本発明による不整形地の不整形評価システムにおいては、前記等積矩形生成手段は、次のような動作により、前記等積矩形を生成するものである、ことが望ましい。(1)不整形地の形状を、xy平面上の多角形として表現する、(2)「前記(1)の不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」を横幅とし、不整形地の面積をこの横幅で除した長さを高さとする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる、(3)前記(2)で作成・配置した矩形の下辺を、前記矩形の各頂点のy座標の最小値に合わせる、(4)前記矩形の左辺を、前記不整形地の各頂点のx座標の最小値に合わせる、(5)前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の中で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する、(6)前記矩形を微小距離だけ、x方向に移動させる、(7)前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達するまで、前記(5)から(6)までの処理を繰り返す、(8)前記矩形を微小距離だけ、y方向に移動させる、(9)前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達するまで、前記(4)から(8)までの処理を繰り返す、(10)前記(2)で前記xy座標上に配置した矩形を元に、その横幅を微小距離だけ縮めると共にその高さを前記不整形地の面積をこの縮めた横幅で除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の新たな矩形を作成する、(11)前記(10)で作成した矩形の高さが「前記不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」に達するまで、前記(3)から(10)までの処理を繰り返す、(12)前記(10)で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ回転させる、(13)前記(12)の回転角が90度に達するまで、前記(2)から(12)までの処理を繰り返す。

0010

また、本発明による不整形地の不整形度の評価システムにおいては、前記等積矩形生成手段は、次のような動作により、前記等積矩形を生成するものである、ことが望ましい。(1)不整形地の形状を、xy平面上の多角形として表現する、(2)「前記(1)の不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」を横幅とし、不整形地の面積をこの横幅で除した長さを高さとする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる、(3)前記(2)で作成・配置した矩形の左辺を、前記矩形の各頂点のx座標の最小値に合わせる、(4)前記矩形の下底を、前記不整形地の各頂点のy座標の最小値に合わせる、(5)前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の中で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する、(6)前記矩形を微小距離だけ、y方向に移動させる、(7)前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達するまで、前記(5)から(6)までの処理を繰り返す、(8)前記矩形を微小距離だけ、x方向に移動させる、(9)前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達するまで、前記(4)から(8)までの処理を繰り返す、(10)前記(2)で前記xy座標上に配置した矩形を元に、その横幅を微小距離だけ縮めると共にその高さを前記不整形地の面積をこの縮めた横幅で除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の新たな矩形を作成する、(11)前記(10)で作成した矩形の高さが「前記不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」に達するまで、前記(3)から(10)までの処理を繰り返す、(12)前記(10)で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ回転させる、(13)前記(12)の回転角が90度に達するまで、前記(2)から(12)までの処理を繰り返す。

0011

また、本発明による不整形地の不整形度の評価システムにおいては、前記等積矩形生成手段は、次のような動作により、前記等積矩形を生成するものである、ことが望ましい。(1)不整形地の形状を、xy平面上の多角形として表現する、(2)「前記(1)の不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」を高さとし、不整形地の面積をこの高さで除した長さを横幅とする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる、(3)前記(2)で作成・配置した矩形の下辺を、前記矩形の各頂点のy座標の最小値に合わせる、(4)前記矩形の左辺を、前記不整形地の各頂点のx座標の最小値に合わせる、(5)前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の中で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する、(6)前記矩形を微小距離だけ、x方向に移動させる、(7)前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達するまで、前記(5)から(6)までの処理を繰り返す、(8)前記矩形を微小距離だけ、y方向に移動させる、(9)前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達するまで、前記(4)から(8)までの処理を繰り返す、(10)前記(2)で前記xy座標上に配置した矩形を元に、その高さを微小距離だけ縮めると共にその横幅を前記不整形地の面積をこの縮めた高さで除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の矩形を新たに作成する、(11)前記(10)で作成した矩形の横幅が「前記不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」に達するまで、前記(3)から(10)までの処理を繰り返す、(12)前記(10)で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ回転させる、(13)前記(12)の回転角が90度に達するまで、前記(2)から(12)までの処理を繰り返す。

0012

さらに、本発明による不整形地の不整形度の評価システムにおいては、前記等積矩形生成手段は、次のような動作により、前記等積矩形を生成するものである、ことが望ましい。(1)不整形地の形状を、xy平面上の多角形として表現する、(2)「前記(1)の不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」を高さとし、不整形地の面積をこの高さで除した長さを横幅とする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる、(3)前記(2)で作成・配置した矩形の左辺を、前記矩形の各頂点のx座標の最小値に合わせる、(4)前記矩形の下底を、前記不整形地の各頂点のy座標の最小値に合わせる、(5)前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の中で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する、(6)前記矩形を微小距離だけ、y方向に移動させる、(7)前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達するまで、前記(5)から(6)までの処理を繰り返す、(8)前記矩形を微小距離だけ、x方向に移動させる、(9)前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達するまで、前記(4)から(8)までの処理を繰り返す、(10)前記(2)で前記xy座標上に配置した矩形を元に、その高さを微小距離だけ縮めると共にその横幅を前記不整形地の面積をこの縮めた高さで除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の矩形を新たに作成する、(11)前記(10)で作成した矩形の高さが「前記不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」に達するまで、前記(3)から(10)までの処理を繰り返す、(12)前記(10)で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ回転させる、(13)前記(12)の回転角が90度に達するまで、前記(2)から(12)までの処理を繰り返す。


発明の効果

0013

本発明によれば、従来の内接矩形蔭地法や外接矩形蔭地法に比べて、不整形度(蔭地割合など)の評価を比較的小さくすることができるので、不整形地の価額評価が当事者の意向よりも大幅に低くなることを防止して土地買収などを円滑に進めることができるようになる。
また、本発明においては、前記不整形地と同じ面積を有し且つxy平面上で前記不整形地との重なりが最大となるような形状、位置、角度を有する矩形(等積矩形)を基準として前記不整形地の不整形度を評価するようにし、さらに、このような等積矩形と対象となる不整形地とを、互いを重ねた状態で且つそれらの輪郭及び/又はその内部を互いに異なる色に着色した状態で、ディスプレイの画面に表示するようにしている。したがって、本発明によれば、前記画面を見たユーザーなどの一般人は、不整形度評価の基準とする等積矩形が、対象となる不整形地と面積や形状などの点で極めて近似したものであるということが、視覚的・直感的に容易に感得できるようになる。よって、本発明によれば、ユーザーを含む一般人感覚から見て、前記のような等積矩形を使用して得られた不整形度の評価(蔭地割合の算出根拠など)に対して違和感が生じることが極めて少なくなる。

0014

また、不整形地の買収などの際に、事前に互いに隣り合う不整形地の所有者同士で交渉して、前記不整形地と前記等積矩形とを合わせた外側の輪郭の中の互いに重ならない部分(蔭地の部分)を相互に等価交換することにより、各自の所有地を不整形地から同じ面積の矩形(等積矩形)の土地に変換することが行われることがあるが、本発明によれば、前記不整形地と前記等積矩形とを合わせた外側の輪郭の中の互いに重ならない部分(蔭地の部分)に関するデータを、前記等価交換のための参考資料とすることができる。


発明を実施するための最良の形態

0015

本発明を実施するための最良の形態は、例えば以下の実施例1について述べるような形態である。


実施例

0016

図1は本発明の実施例1による不整形地の不整形度の評価システム、例えば不整形地の不整形度の評価用プログラムを記録させたパソコン・システムを示す概念ブロック図である。図1において、1は、売買などのための価額評価の対象となる不整形地のデータを入力するための不整形データ入力部であって、例えばパソコンに接続されたスキャナやキーボード、タッチパネルなどで構成される不整形データ入力部である。また、図1において、2は、前記不整形データ入力部1から入力されたデータに基づいて前記不整形地の面積を算出して記録するための不整形地面積記録部であって、例えばパソコンに内蔵されたCPU(中央処理装置)及びハードディスクにより構成される不整形地面積記録部である。3は、前記不整形データ入力部1から入力されたデータに基づいて前記不整形地のxy平面上の座標を記録するための不整形地座標記録部であって、例えばパソコンに接続されたハードディスクにより構成される不整形地座標記録部である。

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0017

また、図1において、4は、前記不整形地面積記録部2からの不整形地面積データと前記不整形地座標記録部3からの不整形座標データとに基づいて、前記不整形地と同じ面積を有し、且つ前記xy平面上で前記不整形地との重なりが最大となるような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を、前記xy平面上で選定・生成するための等積矩形生成部であって、例えばパソコンに内蔵されたCPU及びプログラムが記録されたハードディスクにより構成される等積矩形生成部である。この等積矩形生成部4が前記のような条件を満たす等積矩形をxy平面上で選定・生成するための動作については後述する。また、5は、前記等積矩形生成部4が選定・生成した前記等積矩形の前記xy平面上の座標を記録するための等積矩形座標記録部であって、例えばパソコンに接続されたハードディスクにより構成される等積矩形座標記録部である。

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0018

また、図1において、6は、前記不整形地座標記録部3からの不整形座標データと前記等積矩形座標記録部5からの等積矩形座標データとに基づいて、「前記xy平面上での前記不整形地と前記等積矩形とを合わせた外側の輪郭の内部から、前記両者の重なり部分を除いた、残りの蔭地部分」の面積を算出して記録するための蔭地面積算出記録部であって、例えばパソコンに内蔵されたCPU及びハードディスクにより構成される蔭地面積算出記録部である。また、7は、前記蔭地面積算出記録部6からの蔭地面積データと前記不整形地面積記録部2からの不整形地面積データとに基づいて、前記蔭地面積の前記不整形地面積(=前記等積矩形の面積)に対する割合(蔭地割合)を算出して記録するための蔭地割合算出記録部であって、例えばパソコンのCPU及びハードディスクにより構成される蔭地割合算出記録部である。

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0019

また、図1において、8は、前記不整形地座標記録部3からの不整形地のxy座標データと前記等積矩形座標記録部5からの等積矩形のxy座標データとに基づいて、前記xy平面上における前記不整形地と前記等積矩形とを、それらが互いの重なり部分が最大になる(蔭地が最小となる)ように重ねられた状態で、且つ、それらの各輪郭(又は各輪郭の内部)が互いに異なる色に着色された状態で、ディスプレイ9に表示するための表示制御部(例えばパソコンのCPU及びプログラムが記録されたハードディスクにより構成される)である。

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0020

次に、本実施例1の動作を説明する。まず、前記等積矩形生成部4が、前記xy平面上で、前記不整形地と同じ面積を有し且つ前記不整形地との重なり部分が最大となるような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を選定生成するときの動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。

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0021

まず、図1不整形データ入力部1(例えばスキャナ)から価値評価の対象とする不整形地のデータを入力する。この入力されたデータに基づいて、前記不整形地面積記録部2は、前記不整形地の面積を算出して記録する。また、この入力されたデータに基づいて、図1不整形地座標記録部2は、xy平面上の前記不整形地の各頂点の座標データをハードディスクに記録する(図2のステップS1)。図3はこのようにして記録された前記不整形地の面積及びxy平面上の各頂点の座標データを示す図である。

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0022

次に、「前記不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」を横幅とし、前記不整形地の面積をこの横幅で除した長さを高さとする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる(図2のステップS2)。そして、この矩形を、前記xy平面上で、その下底が前記不整形地の各頂点のy座標の最小値と一致するように配置する(図2のステップS3)。さらに、前記xy平面上で、前記矩形を、その左辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最小値と一致するように配置させる(図2のステップS4)。さらに、前記xy平面上で、前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の中で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する(図2のステップS5)。

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0023

その後、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけx方向に移動させる(図2のステップS6)。そして、図2のステップS7に進み、前記xy平面上で、前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS5からステップS6までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS8に進む。

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0024

次のステップS8では、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけy方向に移動させる。そして、図2のステップS9に進み、前記xy平面上で、前記矩形の上辺が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS4からステップS8までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS10に進む。

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0025

次のステップ10では、前記xy座標上に配置した矩形を元に、その横幅を微小距離だけ縮めると共にその高さを前記不整形地の面積をこの縮めた横幅で除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の新たな矩形を作成する。そして、次のステップS11に進み、前記ステップS10で新たに作成した矩形の高さが「前記不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」に達するかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS3からステップS10までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS12に進む。

0026

次のステップS12では、前記ステップS10で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ所定方向に回転させる。そして、次のステップS13に進み、前記ステップS12で回転させた回転角が当初の前記ステップS1で設定した角度から90度に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS2からステップS12までの処理を繰り返し、YESであれば処理を終了する。

0027

以上のような処理を行うことにより、本実施例1では、xy平面上で、前記不整形地と同じ面積を有する全ての矩形の中から、すなわち、あらゆる形状の矩形の中から(図4(a)参照)、あらゆる位置の矩形の中から(図4(b)参照)、及び、あらゆる角度の矩形の中から(図4(c)参照)、前記不整形地との重なりが最大となるような(蔭地が最小となるような)等積矩形を、選定・生成する。なお、図4において、10は不整形地、11は等積矩形、A,B,Cはそれぞれ前記不整形地と同じ面積を有する全ての矩形の中の一つであって前記等積矩形11とはそれぞれ形状、位置、及び角度が異なる矩形、である。

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0028

また、図5は、前述のようにして選定・生成した等積矩形と不整形地とが前記xy平面上で重なり合っている状態を示すディスプレイ9の画面である。この図5に示す画面例では、図1の表示制御部8により、前記不整形地10の輪郭及びその内部と前記等積矩形11の輪郭及びその内部とが、互いに異なる色に着色されて表示されている。

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0029

また、図5においては、前記不整形地10の輪郭の内部の前記重なり部分からはみ出した部分10a,10b,及び10cと、前記等積矩形11の輪郭の内部の前記重なり部分からはみ出した部分11a,11b,及び11cとが、蔭地部分となる。すなわち、図5において、前記不整形地10と前記等積矩形11とを合わせた外側の輪郭の内部の面積から、両者の重なり部分の面積を除いた残りの部分(図5の符号10a,10b,10c,11a,11b,及び11c)の面積が、蔭地部分の面積となる。

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0030

このようにして(図1の蔭地面積算出記録部6により)蔭地面積を算出・記録した後は、図1の蔭地割合算出記録部7により、前記蔭地面積の前記不整形地の面積(=前記等積矩形の面積)に対する割合(蔭地割合)を算出し記録する。図6はこのようにして算出・記録した蔭地面積と蔭地割合のデータを示す図である。なお、図6における不整形地と等積矩形との重なり状態と、図5における不整形地と等積矩形との重なり状態とは、図示の都合上から一致していない。

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0031

なお、図7は、図6に示した本実施例1による蔭地割合との比較例として、従来の外接矩形蔭地法による蔭地割合の算出結果、及び従来の内接矩形蔭地法による蔭地割合の算出結果を示すものである。従来の外接矩形蔭地法によるときは、図7(a)に示すように、外接矩形は不整形地の全体を包摂する矩形となるので、外接矩形の内部であって不整形地からはみ出す部分である蔭地部分の面積を外接矩形の面積で除した値である蔭地割合は、高くなる傾向がある。また、従来の内接矩形蔭地法によるときも、図7(b)に示すように、内接矩形は不整形地の輪郭の内部に入り込む矩形となるので、不整形地の内部であって内接矩形からはみ出す部分である蔭地部分の面積を不整形地の面積で除した値である蔭地割合は、高くなる傾向がある。これらの従来技術に対して、本実施例1において、等積矩形を使用して得られる蔭地部分は、不整形地と等積矩形との両者を合わせた外側の輪郭の内部から両者の重なる部分を除いた部分となる。よって、本実施例1においては、前記蔭地部分の面積を不整形地の面積(=等積矩形の面積)で除した値である蔭地割合は、従来の外接矩形や内接矩形を使用した場合に比べて、比較的小さい値になる。

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0032

また、図8は、本実施例1のシステムにおいて、(1)不整形地の面積や座標などのデータ、(2)前記外接矩形蔭地法による外接矩形の面積と蔭地の面積と蔭地割合を示す解析結果、(3)前記内接矩形蔭地法による内接矩形の面積と蔭地の面積と蔭地割合を示す解析結果、及び(4)前記等積矩形蔭地法による等積矩形の面積と蔭地の面積と蔭地割合を示す解析結果を、併せてパソコンのディスプレイ画面の中に所定の順序で配置して表示したときの画面例を示すものである。このように、前記(1)〜(4)までを併せて一つの画面として表示することにより、ユーザーは、対象の不整形地の不整形度や価値の評価をより適切かつ容易に行うことができる。

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実施例

0033

次に、本発明の実施例2による不整形地の不整形度の評価システムを説明する。本実施例2において、前記実施例1と異なる部分は、図1の等積矩形生成部4の動作、すなわち、前記xy平面上で前記不整形地と同じ面積を有し且つ前記不整形地との重なり部分が最大となるような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を選定・生成するときの動作のみである。そこで、以下に、本実施例2において等積矩形を選定・生成する場合の動作を、図9のフローチャートを参照して説明する(この動作以外は、前記実施例1と同様であるので説明を省略する)。

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0034

まず、図1不整形データ入力部1(例えばスキャナ)から価値評価の対象とする不整形地のデータを入力する。この入力されたデータに基づいて、前記不整形地面積記録部2は、前記不整形地の面積を算出して記録する。また、この入力されたデータに基づいて、図1不整形地座標記録部2は、xy平面上の前記不整形地の各頂点の座標データをハードディスクに記録する(図9のステップS21)。

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0035

次に、「前記不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」を横幅とし、前記不整形地の面積をこの横幅で除した長さを高さとする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる(図9のステップS22)。そして、この矩形を、前記xy平面上で、その左辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最小値と一致するように配置する(図9のステップS23)。さらに、前記xy平面上で、前記矩形を、その下底が前記不整形地の各頂点のy座標の最小値と一致するように配置させる(図9のステップS24)。さらに、前記xy平面上で、前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の内部で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する(図9のステップS25)。

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0036

その後、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけy方向に移動させる(図9のステップS26)。そして、図9のステップS27に進み、前記xy平面上で、前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS25からステップS26までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS28に進む。

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0037

次のステップS28では、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけx方向に移動させる。そして、図9のステップS29に進み、前記xy平面上で、前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS24からステップS28までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS30に進む。

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0038

次のステップ30では、前記xy座標上に配置した矩形を元に、その横幅を微小距離だけ縮めると共にその高さを前記不整形地の面積をこの縮めた横幅で除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の新たな矩形を作成する。そして、次のステップS31に進み、前記ステップS30で新たに作成した矩形の高さが「前記不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS23からステップS30までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS32に進む。

0039

次のステップS32では、前記ステップS30で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ所定方向に回転させる。そして、次のステップS33に進み、前記ステップS32で回転させた回転角が当初の前記ステップS21で設定した角度から90度に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS22からステップS32までの処理を繰り返し、YESであれば処理を終了する。

0040

以上のような処理を行うことにより、本実施例2では、xy平面上で、前記不整形地と同じ面積を有し、前記不整形地との重なりが最大となるような等積矩形を選定・生成するようにしている。


実施例

0041

次に、本発明の実施例3による不整形地の不整形度の評価システムを説明する。本実施例3において、前記実施例1と異なる部分は、図1の等積矩形生成部4の動作、すなわち、前記xy平面上で前記不整形地と同じ面積を有し且つ前記不整形地との重なり部分が最大となるような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を選定・生成するときの動作のみである。そこで、以下に、本実施例3において等積矩形を選定・生成する場合の動作を、図10のフローチャートを参照して説明する(この動作以外は、前記実施例1と同様であるので説明を省略する)。

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0042

まず、図1不整形データ入力部1(例えばスキャナ)から価値評価の対象とする不整形地のデータを入力する。この入力されたデータに基づいて、前記不整形地面積記録部2は、前記不整形地の面積を算出して記録する。また、この入力されたデータに基づいて、図1不整形地座標記録部2は、xy平面上の前記不整形地の各頂点の座標データをハードディスクに記録する(図10のステップS41)。

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0043

次に、「前記不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」を高さとし、前記不整形地の面積をこの高さで除した長さを横幅とする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる(図10のステップS42)。そして、この矩形を、前記xy平面上で、その下底が前記不整形地の各頂点のy座標の最小値と一致するように配置する(図10のステップS43)。さらに、前記xy平面上で、前記矩形を、その左辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最小値と一致するように配置させる(図10のステップS44)。さらに、前記xy平面上で、前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の内部で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する(図10のステップS45)。

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0044

その後、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけx方向に移動させる(図10のステップS46)。そして、図10のステップS47に進み、前記xy平面上で、前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS45からステップS46までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS48に進む。

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0045

次のステップS48では、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけy方向に移動させる。そして、図10のステップS49に進み、前記xy平面上で、前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS44からステップS48までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS50に進む。

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0046

次のステップ50では、前記xy座標上に配置した矩形を元に、その高さを微小距離だけ縮めると共にその横幅を前記不整形地の面積をこの縮めた高さで除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の新たな矩形を作成する。そして、次のステップS51に進み、前記ステップS50で新たに作成した矩形の横幅が「前記不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS43からステップS50までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS52に進む。

0047

次のステップS52では、前記ステップS50で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ所定方向に回転させる。そして、次のステップS53に進み、前記ステップS52で回転させた回転角が当初の前記ステップS41で設定した角度から90度に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS42からステップS52までの処理を繰り返し、YESであれば処理を終了する。

0048

以上のような処理を行うことにより、本実施例3では、xy平面上で、前記不整形地と同じ面積を有し、前記不整形地との重なりが最大となるような等積矩形を選定・生成するようにしている。


実施例

0049

次に、本発明の実施例4による不整形地の不整形度の評価システムを説明する。本実施例4において、前記実施例1と異なる部分は、図1の等積矩形生成部4の動作、すなわち、前記xy平面上で前記不整形地と同じ面積を有し且つ前記不整形地との重なり部分が最大となるような形状、位置、及び角度を有する等積矩形を選定・生成するときの動作のみである。そこで、以下に、本実施例4において等積矩形を選定・生成する場合の動作を、図11のフローチャートを参照して説明する(この動作以外は、前記実施例1と同様であるので説明を省略する)。

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0050

まず、図1不整形データ入力部1(例えばスキャナ)から価値評価の対象とする不整形地のデータを入力する。この入力されたデータに基づいて、前記不整形地面積記録部2は、前記不整形地の面積を算出して記録する。また、この入力されたデータに基づいて、図1不整形地座標記録部2は、xy平面上の前記不整形地の各頂点の座標データをハードディスクに記録する(図11のステップS61)。

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0051

次に、「前記不整形地の各頂点のy座標の最大値−同y座標の最小値」を高さとし、前記不整形地の面積をこの高さで除した長さを横幅とする矩形を作成し、この矩形を前記xy平面上に所定角度で配置させる(図11のステップS62)。そして、この矩形を、前記xy平面上で、その左辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最小値と一致するように配置する(図11のステップS63)。さらに、前記xy平面上で、前記矩形を、その下底が前記不整形地の各頂点のy座標の最小値と一致するように配置させる(図11のステップS64)。さらに、前記xy平面上で、前記不整形地と前記矩形とを合わせた外側の輪郭の内部で前記両者の重なり部分から外れる蔭地部分の面積(蔭地面積)を計算し、この計算が1回目ならその値を、2回目以降ならそれまでの最小値より小さいときその値を、蔭地面積の最小値として記憶する(図11のステップS65)。

0052

その後、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけy方向に移動させる(図11のステップS66)。そして、図11のステップS67に進み、前記xy平面上で、前記矩形の上底が前記不整形地の各頂点のy座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS65からステップS66までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS68に進む。

0053

次のステップS68では、前記xy平面上で、前記矩形を微小距離だけx方向に移動させる。そして、図11のステップS69に進み、前記xy平面上で、前記矩形の右辺が前記不整形地の各頂点のx座標の最大値に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS64からステップS68までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS70に進む。

0054

次のステップ70では、前記xy座標上に配置した矩形を元に、その高さを微小距離だけ縮めると共にその横幅を前記不整形地の面積をこの縮めた高さで除した長さまで伸張させることにより、前記矩形と同じ面積の新たな矩形を作成する。そして、次のステップS71に進み、前記ステップS70で新たに作成した矩形の横幅が「前記不整形地の各頂点のx座標の最大値−同x座標の最小値」に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS63からステップS70までの処理を繰り返し、YESであれば次のステップS72に進む。

0055

次のステップS72では、前記ステップS70で作成した矩形を前記xy平面上で微小角度だけ所定方向に回転させる。そして、次のステップS73に進み、前記ステップS72で回転させた回転角が当初の前記ステップS61で設定した角度から90度に達したかどうかを判定し、NOであれば前記ステップS62からステップS72までの処理を繰り返し、YESであれば処理を終了する。

0056

以上のような処理を行うことにより、本実施例4では、xy平面上で、前記不整形地と同じ面積を有し、前記不整形地との重なりが最大となるような等積矩形を選定・生成するようにしている。

0057

以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能であり、本発明は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にある修正及び変形を含むものである。例えば、図5に示す画面例では、不整形地と等積矩形との各内部をそれぞれ互いに異なる色に着色して表示するようにしているが、本発明では、不整形地と等積矩形との各輪郭のみをそれぞれ互いに異なる色に着色して表示するようにしてもよい。

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図面の簡単な説明

0058

本発明の実施例1による不整形地の不整形度の評価システムを示す概念ブロック図。本実施例1において等積矩形を生成するときの動作を説明するためのフローチャート。本実施例1において不整形地のデータ入力時の動作を説明するための図。本実施例1において等積矩形を選定・生成するときの動作を説明するための図。本実施例1において不整形地と等積矩形との内部を互いに重なる状態で且つ互いに異なる色に着色された状態で表示したときの画面例を示す図。本実施例1において等積矩形を使用して蔭地割合を算出したときのデータを示す図。(a)は従来の外接矩形を使用して蔭地割合を算出したときのデータを示す図、(b)は従来の内接矩形を使用して蔭地割合を算出したときのデータを示す図。本実施例1において、(1)不整形地の面積や座標などのデータ、(2)前記外接矩形蔭地法による外接矩形の面積と蔭地の面積と蔭地割合を示す解析結果、(3)前記内接矩形蔭地法による内接矩形の面積と蔭地の面積と蔭地割合を示す解析結果、及び(4)前記等積矩形蔭地法による等積矩形の面積と蔭地の面積と蔭地割合を示す解析結果を、併せてパソコンのディスプレイ画面の中に所定の順序で配置して表示したときの画面例を示す図。本発明の実施例2において等積矩形を選定・生成するときの動作を説明するためのフローチャート。本発明の実施例3において等積矩形を選定・生成するときの動作を説明するためのフローチャート。本発明の実施例4において等積矩形を選定・生成するときの動作を説明するためのフローチャート。


符号の説明

0059

不整形データ入力
不整形地面積記録部
不整形地座標記録部
4 等積矩形生成部
5 等積矩形座標記録部
6 蔭地面積算出記録部
7 蔭地割合算出記録部
8 表示制御部
9 ディスプレイ
10 不整形
11 等積矩形
10a,10b,10c,11a,11b,11c 蔭地

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産業分類 電子計算機(パソコン等)製造業
技術分類-
機能タグ整える生きる成る
材料タグ-
設備タグ-
方法タグ-
情報更新 2013/05/21
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